会社法人設立のメリット

【信用が増大する】
会社と名乗ることで信用力やイメージが向上し、個人企業と比べ取引を円滑に進められる場合が多くなります。
また、就職先の対象としても良いイメージをもってもらえます。

【融資を受けやすい】
融資を受けるには連帯保証人が必要とされることが多くあります。個人企業の場合は第三者が連帯保証人となるため、複数要求されるにもかかわらずほとんど融資が実行されないことが多いのです。会社組織になれば、代表者が連帯保証人になることが出来るので融資が実行されやすくなります。

【税金面で有利】
会社の場合、税率が最高３０％までの一定税率ですが、個人企業の場合は最高５０％の累進課税となっています。
つまり利益を見込める事業の場合は、会社化した方が有利ということになります。

【社会保険に加入できる】
事業主本人も含め従業員の福利厚生の充実につながります。
個人事業の場合、個人事業主本人は加入できないなどの制約があります。

【決算期を選べる】
個人事業では、決算は12月31日と決まっています。どんなに年末が忙しい場合でも12月31日です。
これに対し、会社の場合は経営上の判断で決算期を選べるので、１年間のうちで最も暇な時期・都合の良い時期に決算事務を行えます。

【企業は永久】
会社が倒産しない限り、後継者を選任し、永久に事業を継続できます。永続が前提となるビジネスモデルの場合は、このことが対取引先との信頼関係を構築する上でとても重要な点になります。

【事業を譲渡できる】
会社そのものを譲渡することができます。所管官庁の許可や認可の必要な法人の場合、新規に取得しなくても済みます。

【相続税対策に使える】
一般の相続とは違い、会社の財産を引き継ぐ場合には贈与税や相続税がかかりません。

※注意
「個人と法人は、財布（経理）を別にする。」のが基本です。
混同していると、会社であってもその法人性を否認され、個人の行為とみなされます。（法人格否認の法理）